関節鏡手術とは

近年、整形外科の手術においても侵襲(身体の負担)の少ない手術が求められており、その代表的なものが、関節の内視鏡である関節鏡を用いた手術です。
以前は通常のオープン手術で行われていた手術も、手術器具および技術の進歩によって、ますます多くの手術が関節鏡手術として行われるようになってきています。

関節鏡手術とは、各関節の周囲にわずか6~7mmの皮膚切開を数個作り、この小さな出入口(ポータル)から細いカメラや手術器具を関節内に入れて行う手術のことです。
関節鏡手術では、皮膚を切る大きさが劇的に小さいばかりでなく、関節周囲の健常な筋肉なども傷つけることなく手術が行えるため、術後の痛みが少なく、機能の回復が早いことが分かっています。
当然、術後の傷も目立ちません。

西京都病院では、最新の関節鏡手術器具・設備を整え、多数の肩関節鏡手術(鏡視下腱板修復術、鏡視下バンカート修復術、鏡視下授動術など)を肩関節鏡の専門医 鈴木隆が行っています。

写真1  肩関節鏡手術

写真2  肩関節鏡手術時(手術室)